子どもとのキャッチボールを通じてふと思いをはせた、今と昔の空き地事情

今から数十年前。私はまだ小学生で、家の近くには空き地がありました。そこは、野球や缶けり、鬼ごっこなどができ、子どもたちが自由に遊べる場所でした。

そんな空き地は「ドラえもん」にも「ちびまるこちゃん」にも登場しますが、平成もそろそろ終わりに近づいてきた現在、ふと周りを見渡すと、そんな空き地はほとんど目にしなくなりました。

何もない広場があっても、そこは月極駐車場だったり、畑だったりして、そういう場所は、たいていフェンスやロープで囲ってあり、「自由に立ち入るべからず」という無言の圧力が感じられます。

公園でも遊べるのですが、今どきの公園は「ボール遊びは禁止」となっていたり、そもそも十分な広さがなかったりして、子どもがのびのびと遊べる広場、というのはなかなか少ないように思います。

子供が遊べる空き地が少なくなりましたね

なぜ空き地のことに思いをはせたかというと、先日、子どもが「キャッチボールをしたい」というので、家の外に出てみたところ、「はたして、ボール投げが許されるところは、一体どこなのか」と悩んでしまったからです。

公園はボール遊び禁止だし、自由に立ち入れる空き地もない。仕方ないので、家の前でキャッチボールを始めたのですが、私も子どももコントロールが悪く、ボールがあっちへ行ったりこっちへ行ったり。

隣家の車にぶつかりそうになったところで、「そろそろボール投げはやめよう」と切り上げたのです。

子どもも、車や家にぶつけないように気を使いながらキャッチボールをするのは疲れたようようで、今後しばらくは、家の前でキャッチボールをすることはないでしょう。

昔に比べ、子どもの体力や運動能力が低下しているようですが、子どもが周りに気兼ねすることなく、自由にボールを投げたり、追いかけっこをしたりできる場所が少なくなってきたのも、その一因なのかな、と思います。

学校の体育の授業ではマラソンもあるし、鉄棒もありますが、誰かに「こうしなさい」と指示されるのではなく、もっと日常的に、自由に身体を動かせる場所を子どもたちにプレゼントしてあげたいなあ、と思った出来事でした。